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| ★『DreamParty東京 2005 春』
・REPORT |
| ──2005 年 5 月 4 日(水)／東京ビッグサイト |
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憧れの JOY RIDE 先生と念願の初対面を果たす♪
『DreamParty東京 2005 春』に行ってきました。実は、このテのイベントに参加するのは、同人イベントを含めても、ホントに生まれて初めて。前日から、かなり緊張気味の藤野です(苦笑)。目的は、もちろん、LIBIDO さん渾身の最終作品となる『花々の想ひ…。』体験版ゲットと、憧れの JOY RIDE 先生のサイン！
ところが、前日仕事で徹夜。寝ぼけ眼(まなこ)のまま東京ビッグサイトへ向かうコトになりました(泣)。
開場時間通りに着いたら、すでに広場いっぱいの人・人・人……。しかも、「マスゲームか？」ってくらいに、すごくキレイに列が揃ってるのにびっくり。「プロ野球開催時の東京ドーム開門待ち行列とは違うな……」と、しょっぱなから初体験ぶりを露呈してしまいました(苦笑)。炎天下、テッド・チャン の短編集を読みながら待ってたのが藤野です。
──で、予定時間を少し過ぎて会場入り。これといって他に目的も知識もない藤野は、まず真っ先に、 LIBIDO さんのブースを探します。……ありました。大スクリーンで大音量でデモを流してるブースや、はやくも人だかりが出来ているブースなどに囲まれて、LIBIDO ブースは、壁際のちょっと閑散とした寂しい雰囲気(苦笑)。そんな LIBIDO ブースの前では、『花々の想ひ…。』コスプレをした娘が 3 人（全員同じ制服の色違い）、かわいいカゴに入れた体験版 & チラシを配りまくってました（こんな感じ→）。
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さて、『花々の想ひ…。』ポスターに囲まれた LIBIDO ブース。4 種類の新作テレカを販売してました。テレカ購入特典が、なんと、JOY RIDE 先生にサインしてもらえる権！
早速、テレカを購入して、念願の JOY RIDE 先生と初対面。JOY RIDE 先生は、業界の第一線で 10 年以上活躍していたというわりには、思ったよりも若い雰囲気の人でした。おだやかで優しくて誠実そうにした 唐沢俊一 って感じかな(意味不明)。長身ですらっとした感じの風体でした。この人が、作中でウ○コやオシ○コや……まぁ、いろいろインモラルなモノを描いてる人なんだって、ちょっと信じられないくらいっス（オレ、騙されてる？(苦笑)）。サインは、色紙に好きなキャラの顔アップを描き、そこに、日付と JOY RIDE の名前を入れるというもの。テレカ購入者ひとりひとりに、黙々と延々と、サインとキャラ絵を描き続ける姿には、かなり胸を打たれるものがありましたですよ、マジで(感嘆)。
プロの絵描きさんがライブで描いている姿って、初めて見るので、すごく興味深かったです。JOY RIDE 先生は、太めのサインペン一発描きで、さっさっさっと、でも、予想してたよりもかなり丁寧に描かれてました。何人も並んでたし、もっとラクしてもイイのに……とか思ったくらいです。人柄なんでしょうかね。
自分の番が来て、JOY RIDE 先生に描いてもらうキャラを聞かれたときは、そんなコト、考えもしてなかったので、つい思いつきで口走ってしまったけど、描いてもらってる最中に、「あぁ！ ありさ を描いてもらうんだった！」と激しく後悔してたのは秘密です(苦笑)。
──で、描いてもらって、感謝の言葉でも、励ましのひと言でも、言えればイイのに、緊張して舞い上がって、何も言えないまま、ブースを離れてしまいました……！ ホントに申し訳なく、悔いが残る初対面となったのでした……(泣)。
そんなこんなで目的達成。その後、手持ちぶさたで会場をとぼとぼとさまようが、なんか居場所がない……ここでも、初体験 & 業界初心者ぶりをいかんなく発揮。んで、睡魔にも負けて早々に退散。帰宅後、すぐに爆睡。……って感じです。
そんな小心者・初心者の藤野ですが、LIBIDO ブース以外もそれなりに楽しみましたよ♪
↑そんな情けない藤野ですが、いちおう、せっかく来たんですから、もっと楽しまなきゃソンでしょ！──ってコトで、実は、帰る前にしばらく会場をぶらぶらと見て回ってみました。
まずは、キュートなコスチュームに身を包んだカワイイ女の子がいっぱい、あちこち歩いてる！──ってコトに、意味もなくどぎまぎ(苦笑)。「おまえは純情童貞中学生かっ！？」といったツッコミはなしで(失笑)。
あとは、どこを向いても、鮮やかなポスターや華やかな立て看板で飾り立てられた異次元空間のような会場の雰囲気に圧倒されてたじたじ(苦笑)。「おまえは田舎から出てきたおのぼりさんかっ！？」といったツッコミはなしで(失笑)。
慣れてくると、会場の様子も少しずつ分かってきますね。各ブースが、それぞれアピールに必死だったり、そうでもなかったり……(笑)。いくつかのブースでは、トークライブをやっているのか、数十人もの人が座ってブースを取り囲んでいましたね。人垣であまり近づけなかったので、ナニを言ってるのかはほとんど聞き取れませんでしたけど……。人垣と言えば、ブースから続く列が、会場の外を出て、さらに遥か長く続いてる……というトコが、いくつかあったのには心底びっくり。超人気ドコロなんでしょうね。並んでるだけで、イベントが終わってしまうんじゃないか……とか、いらぬ心配をしてみたり……。
藤野の興味を惹いたのは、ナンと言っても、原画や設定画を展示してたブースですね。ボードやショーケース内に、原画や設定画やスタッフの寄せ書きなどを展示してたブースがいくつかあって、藤野はそれらに釘付けでした。「やっぱり、うまいなぁ、かわいいなぁ、うらやましいなぁ」と、物販そっちのけで、見入ってしまってましたよ(苦笑)。
JOY RIDE 先生以外の原画家さんがサインしてるトコも、じっくりと拝見できたのは、望外の幸せでした♪ それぞれに描き方の特徴があって、とてもおもしろかったです。
印象に残ったトコでは、JOY RIDE 先生は、さすがに慣れた感じでスピーディーに手が動きますが、輪郭線や目などの微妙なトコは、わりと短い線をつなげて描くコトが多く、さっさっすっすっ……って感じ。他の何人かの原画家さんも見ましたけど、まぁ、一番多いタイプでオーソドックスな描き方かな。
驚いたのは、アリスソフト さんトコの原画家さん。どの線も一本線でさぁー……って感じ。一度描いた線を書き直すコトもなぞるコトもまったくなし。凄まじいスピードで、しかも、とても高いクオリティで、次々と描き上げていました。
どこのソフトハウスかはよく分からなかったけど（なんだか 1 つのブースにいろいろな看板が乱立してたんで）、ある女性の原画家さんは、サインなのに、極細のサインペンで、めっちゃくちゃ線の多いキャラを描かれてました。髪の毛なんて、一本一本描いてんじゃないのか？──ってくらい。こんなキャラデザだと、色を塗るのも大変そうです。その隣の原画家さんは、オレより遅いかもと思うくらい一本一本の線を慎重に描いてました。よく見たら、鉛筆の下書きの上から清書してました。ファンへのサインに（しかも順番待ちのファンの列ができてるし）こんな時間をかけてて、開発業務の進行は大丈夫なんだろうか──とか、またいらぬ心配をしてしまいました(苦笑)。
そんなこんなで、藤野の初体験は、睡魔との戦いになりつつも、有意義なひとときとなったのでした。
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